絶対に、許さない――それは、決して逃れることのできない“歪み”
『他に類を見ないブラック専門ブランド』と銘打つBLACK Cycがお送りする、隔絶された村で巻き起こる凄惨な愛憎劇。
ある種の狂気を感じる程の盲目的な愛、恐怖、憎悪、嫉妬、殺意から生じる『人体破壊』や『精神崩壊』が、グロという究極の表現を織り成します。
始まりから終わりまで絶叫と血に彩られた、魅惑の衝撃作。
●あらすじ
時は、昭和初期。
東京府郊外の丘陵地に在る『イシンの村』は、六十年前に村内で起こった大規模火災を境に“ウチの村”と“ソトの村”の二つの集落に分かたれていた。
人の行き来さえも禁じられていることから、余程の事柄だったであろうことが伺える。
だが、この禁忌は、その日、ある青年によって破られる――。
『ソトの村には、病を癒すとてつもなく美しい姫神が居る』
この物語の主人公“ウチの村”に住まう【大垣 框】は、村で流れ聞いた噂話の真意を確かめるため、集落の境を越え“ソトの村”に足を踏み入れようとしていた。
時を同じくして、大学の民俗学研究室に勤める【神蛇 零雅】に研究の一環として『イシンの村』についての調査依頼が持ち込まれていた。
調査準備を進める最中で、彼女も妙な話を耳にする。
『イシンの村周辺で、○問を受けた痕のある不審○体が相次いで見つかっている』
それには、病を癒すと云われる女装の美少年が関係しているという。
込み入った事件の予感を感じつつも、依頼を遂行するため、彼女もまた“ソトの村”へと向かう。
――時代に取り残されたような、異様な雰囲気を持つ“ソトの村”其処で二人を待ち受けていたのは、ある一組の双子の兄妹だった。
一人は、女のように髪を伸ばし、村にそぐわぬ程の豪奢な服を身に纏った美少年【鼎】もう一人は、少年と同じく美しい相貌を持つも、
感情のない瞳をした少女【たまえ】。
「鼎……! やだ、やめて、もうやめて……!」
たまえの身体には噂で聞いたような、○問のものと思われる酷い傷がいくつも刻まれている。
ただの兄妹とはかけ離れた、歪んだ関係──。
鼎こそが「姫神」の正体なのか。噂の不審○体との関係は。
そして──この“ソトの村”に伝わる『サイノガミ(災の神)伝承』とは。
人の創りし神に、そして運命に翻弄され、歪んでしまった二人に救いの手は差し伸べられるのだろうか――。
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