偏り過ぎたレビューですが、率直に感じた感情をつづらせていただきます。
甘い話は大抵が陳腐で現実味がなくてどうしようもなく夢話だと思っておりました。(出会う作品がそんなになかったのも原因ですが)甘物は気持ち悪くなる描写が多くてあり得るわけないだろこんなの、と言って今まで辟易していたのですが。
素晴らしいの一言です。みっちり描かれたネタと行為とストーリーが自然にすらすらと読めて演出とか、脚本が上手いと思いました。
ヘタリアの作品は一切知らないのですが、関係なく読めて満足しております。
最初の美術館のストーリーが私的に非常にお気に入りです。
表紙もミュシャ風に感じられ、もし、画集として出版されていたら即買いしそうなくらい惚れ惚れしました。ドイツのように衝動買いをしてしまいそうな絵画の如くです。
細部までこだわった背景や土地の文化、絵画のイラストが実際しているかの如くの造形。そして人間の感情や心理。他のレビューで拝見しましたが、よく人間の動きや筋肉の流動が理解されていてます。(あと悶々と自問する描写に思わずクスリ)話が充実しているので読み応えのある作品です。
現実の書籍として手に取って読みたいものです
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