『D.C.II』の発表から10年を迎える今でもユーザーから強く愛されるヒロイン『朝倉音姫』。
そんな音姫にスポットを当てた、D.C.IIシリーズの新作ファンディスクが登場します。
主人公「義之」と「音姫」の人生を描いた、「こそばゆい」恋愛から「だだ甘な」新婚生活ストーリーをお届け致します!
D.C.IIシリーズの最新作にしてD.C.IIIへと繋がる物語をお楽しみ下さい!
●ストーリー
【第1章 Graduation days】
年が明け、いよいよ3学期――義之たちの風見学園での最後の時間がはじまる。
泣いても笑っても残された時間は二ヶ月ばかり。そんな始業式の日のホームルームで、
「今回は卒パで何かする必要が無いから楽で助かるわ」
委員長の麻耶はホッとしながらそう言った。
そう、去年までは見送る側だったから、この時期は卒パの準備でてんやわんやだった。
けど、今年は卒業生だから、その準備も必要なく、平和だけど――、「でもさ、やっぱり何かしない? 卒パで」
最後なんだからやっぱり何かをしたい。この大好きな仲間たちと一緒にもう一度盛り上がりたい。
そんな気持ちが義之の口から自然とこぼれ落ちていた。
「お、いいねえ!」「うん、さんせー♪」「さすが同志、ナイスアイデアだ」
この提案にななかや杏、茜、渉に杉並たちクラスメイトは大盛り上がり。
頭を抱える麻耶だけど、結局は協力することに。
最後にこの面子で何かをしたいという思いはみんな一緒だから。
こうして、自分たちの卒業パーティーを最高のものにするために、義之たち は動き出したのだった。
【第2章 Married life】
風見学園卒業の日、義之は音姫にプロポーズをした。
「うれしい……ありがとう、弟くん……」
返事はもちろんOK。
最高の仲間たちの祝福を受けて結婚をした義之と音姫は、芳乃家でだだ甘で幸せいっぱいな新婚生活をスタートさせる。
朝は行ってらっしゃいのキスでお見送りされて、お昼はもちろん愛情たっぷりの愛妻弁当、
仕事が終わり家に帰れば美味しい晩御飯にほかほかのお風呂が用意されていて、そして夜にはもちろん……。
さらには夏祭りや秋の温泉旅行、冬にはクリスマスと季節ごとにも楽しいことがいっぱい。
いっぱい笑って、愛を育んで、毎日が楽しすぎる一年を過ごし、再び迎えた春。
義之と音姫の元にさらに家族が幸せになる出来事が舞い込んで――。
【第3章 Dear to……】
長い間、行方のわからなかったさくらも無事芳乃家に帰還し、幸せいっぱいの生活を送る義之たち。
そして迎えた夏のある日、義之は芳乃家を出て、自分で家を借りて自立することを決める。
最初は寂しがったさくらも、借りる新居がご近所さんってこともあり応援してくれることに。
そして、新居で始まる義之と音姫の愛と幸せに溢れた結婚生活。
仕事もプライベートも充実し、幸福の絶頂のさなか、義之と音姫にさらに幸せを増幅をさせる報告が届けられた。
「奥さんは、ご懐妊なさっています。妊娠九週。三ヶ月ですよ。おめとうございます」
こうして義之と音姫、そして新しく増えた家族との、輝かしく素晴らしい日々の幕が開いたのだった。
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