舞台は星花祭より1ヶ月ちょっと後。夜道を歩きながら電話する女性。
「──さんのお電話ですか?」
「はっ、はい!!」
「今から5分程で着きますから事前に鍵開けて貰っていいですか?」
「…はいっ!!」
そんなやりとりの後、鬼怒川レイは初めて訪れる女性宅の呼び鈴を鳴らす。そして代金を受け取り、浴室へ直行する。
翌朝、レイが事務所へ戻ると同僚の鹿子菫がいる。レイは菫に惹かれている…けれど、菫はいつも誰かと親しげに電話している。
電話の向こうの相手は…男の人っぽい。彼氏…かな…。
彼氏はこの仕事していること、何にも言わないのかな。
『箱庭のサロメ』新章突入!!