ひみつ基地を友だちとつくった時、おとなたちのキスを目撃してしまった時、銀世界で雪合戦に夢中になった時、お気に入りのかまくらが壊されてしまった時、みつあみが自分であめた時、「○○の国」にはそういう「時」が流れていました……。 そう、それはあなたにも流れていた「時」!──誰もが持っていた○○の頃の情景。気鋭・入江紀子の短編集!