ウタは歌として生き、今ではもう大人になった。 おのぼりさんを捕まえては遊郭の案内をしてお金をもらっていた。 歌は自分の絵をみなに認められたいが、彼が描いた人はたちまち不幸になってしまう。 彼の絵は真実の姿を映し、不幸をさらけ出してしまうのだった。 遊郭一美しい女は歌に絵を描かせたところ、温泉の原液に身を焼き、死んでしまった。