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仕事がスランプでイライラする一色正和(いっしき・まさかず)のために、亜紀子(あきこ)は古美術店で買った中古の万年筆をプレゼントする。
その後、調子が出てスラスラと原稿が進み、編集長からも最高傑作だと称賛された正和は、自分が書いた作品の内容を思い出せないことを奇妙に思う。そして、それは万年筆が原因だと考えた正和は、その万年筆を調べていき……!?