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【私だけが好きで、私だけが辛い。】
神楽に抱かれ、食事を共にし、神楽の笑顔にときめく。婚約者の影に後ろめたさを感じながらも、恋にのめり込んでいく佐代。神楽の“想い”も欲しい、そう願ったが神楽は佐代に「人を好きになったことはない」と言い放つ。
ほんのひとときの幸せな時間は一瞬のうちに崩れ去り、佐代は胸を痛めながらも仕事に勤しんでいた。
そんな時、佐代は橘と2人でミーティングをする。仕事の話の端々に登場する神楽の名前にいちいち胸をえぐられながらも、橘とのやりとりで少しずついつもの調子を取り戻しつつあった佐代。しかしそれでも佐代は知らず知らずのうちに涙を流していた…。
橘は佐代を慰めながらも、佐代と神楽の関係について追及してきて――!? ※分冊版19〜21収録