自分を理不尽な理由で幽閉したサイラス帝国から離れ、完全実力主義のレオリア王国にやってきたヴィム。 レオリア王国第一王女のエリンを助けた功績により「深淵の魔術師」という二つ名とS級冒険者の資格を得たヴィムは、レオリア王国で出会った獣人のハナとともに国中に平和をもたらす八面六臂の活躍を見せていた。 一方、サイラス帝国の皇帝はヴィムからの報復を恐れ、ヴィム抹殺の任務を与えた凄腕の殺し屋を送り込んでいた―――。