主人口の「コータ」とヒロインの「かえで」は正真正銘の従兄妹同士です。お互いに告白はしていないけど、両想いなのは間違いない。
でも運命の悪戯なのか、肝心の告白時に妖怪かげぼうしが「かえで」に化けているのに気付かずに母親の形見の指輪を渡しながら告白してしまいます。かげぼうしもコータが好きになってしまい、困ったことになる。コータの大切に指輪の所有権を廻って争いが加速してしまえ。

まあ、最後のオチは笑ってしまいますけどね。

前作で妹から告白を受けた主人公・太一君。妹の愛情は止まるところを知らず兄に猛然とアタック開始。
幼馴染が粗略に扱われ過ぎって気もするが、容姿端麗で自分を一途に愛してくれる妹・美和は正義です。
特に「お兄ちゃん、嫌いになっちゃヤダよぉ」を泣きながら言われたら、このまま素直に妹と恋人になっちゃいましょうね。
まぁ、その後で親爺に殺されるかも知れないけど……。

主人公は我儘でタカピーが入った女の子(惣流アスカを想定すればわかりやすいかも)です。だから吾人的にはヒロインの好みは落ちるけど、ゲームのやりこみ感はある。文書作成の合間に動かしてはまっていったという状態です。
暇つぶしにはちょうどいいゲームかもしれません。

大切な天真爛漫な妹の“美和”に女誑しでいい加減な男が近づいた。
妹に優しく、幼馴染(暴走族の元ヘッド)に冷たい悩める兄、“鈴森太一”は妹の恋人役を引き受けて、邪魔男を遠ざけていく行動に出ます。

こんなシチュエーションに陥ったら、兄ならどうしますか。こんな物語です。選択肢が一応存在しますが、殆ど無視して良いです。

だが、その過程で“美和”の兄に対する好感度がどんどん上がり、
「妹だからって、あまり優しくしちゃだめだよ。優しくすると、本気になっちゃうんだよ」という妹からの忠告をあるが、結局「恋心」まで進んでしまいました。

ラストは妹からの告白、そしてキス。
このまま、“美和”と恋人になってしまうのか？