元々作者の方がWebで独自に展開していた三国志講釈の番外編です。
現地にまで赴く独自調査と、人間関係や政治的立ち位置を推量した独特の考察に加え、作者個人の知見を元にした独創的な世界観が売りで、三国志に詳しくない人にも詳しい人にも新しく読める特徴がありましたが、この番外編でも同じでした。
中身も張飛、献帝など比較的知名度の高い人物を題材にした話もあり、少ない項目でも興味を惹きやすいのではないかと思います。
内容は、今回用の書き下ろしと、元々他で限定発行していた話を含む合計10篇。
その10倍以上を誇る無料のWeb版を合わせて読むと、価値がぐんと上がります。